2009年のMBA就職戦線についてですが、MBAの需要は金融機関では既に激減しています。コンサルティング業界でも減っており、事業会社でも今後は減少が見込まれます。採用側は、少ない枠に対し、その対象を絞り込んで、より優秀な学生を採用しようとするでしょう。早期にオファーが出てそれを受け入れる人と、長期に活動しつつも、なかなかオファーまでこぎつけられない人という二極化が進むものと思われます。
以上のような状況の中で大切なのは、まず「大学卒業時の就職活動は忘れる」ことです。あくまでもプロフェショナルな人材として人材マーケットに身を投じるのであれば、単に「会社に就職する」という意識は捨て、自分の過去・未来をしっかり見据えてキャリア機会を選択する、という考え方に切り替えなければなりません。しかも、自分に適した時間・タイミングというものも視野に入れつつ、選ぶことが重要です。

また、厳しい市場であっても「会社に選ばれるように」「選ばれれば安心」と受身になってしまうのではなく、自ら選ぶことのほうが重要です。早期に決めるもよし、卒業してから決めるもよし。しかしながら必ず、今後のキャリアに対する自分なりのしっかりとした目論見、戦略、願わくはビジョンを持って、判断・決心をしていただきたいと思います。
市場変化の材料が多いときに合理性だけで決めようとする人は、「情報不足に対する恐れ」「情報過多による混乱」のいずれかにより決心が停滞し、誤認も生じやすくなってしまいます。逆に、市場変化の材料をしっかり捉えつつ、気分や価値観に属する基準で自分なりに組み立てられる人は、不要な情報を排除し、自分の信条や可能性を信じて迅速に行動・決心することができます。現在の状況は、前者のような人を置きざりにして、アドバンテッジを生み出す好機ともいえます。後者は、世に言う楽観主義者なのかもしれませんが、楽観のみで成功が導かれるわけではなく、正しい情報、ビジョン、考え方がその基盤となっています。

今回のツアーでは、留学したすべての人が5年後10年後、さらにもっと先の将来にも、振り返って「あの時は本当に大変だったが、その中でこんな決心をしたから、今の自分があり社会がある」といえるように、アクシアムのスタッフ一同、記憶に残るサポートをしたいと決意を新たにいたしました。