今回のキャリアデザインセミナー/個別の対面相談を通じて、多くの方が必要としておられるのは、「求人動向」「実際に求められている人材像やスキル」「価値観・キャリアの考え方」であることが良くわかりました。
ご自分が希望している業界で求められるスキルや経験が、具体的にどのようなものであるのか、そこでの3年・5年の経験で何を成し遂げるべきか、さらにそれは広くキャリアとして社会にも認められるものなのか、そして次のどのようなキャリアにつながるのか…以上のような事柄が皆さんの一番の関心事であったように思います。
国境、業界、職種を越えていく人材流動化時代を強く認識した質問が数多く出され、また時間・年齢を意識したキャリアの発想に大きくシフトしていることが感じられました。創業以来14年間、アクシアムが一貫して提唱してきたことが、ごく当たり前のようにMBA学生諸子の口から聞かれ、私には逆に新鮮でもあり、非常に嬉しいものでした。
つまり、私が常に重要だと考えてきたキャリア形成の根幹を、すでに啓蒙する必要がないわけです。それらのポイントを突いた質問は、日本国内におり、MBAを持っていない人からは、正直あまり受けることがないものです。
彼らの質問は非常に現実的で、実践的で、決して概念的なものに留まるものではありません。PE(プライベートエクイティ)業界、コンサルティング業界、投資銀行、コングロマリット、エンターテインメント、ブランドメーカー、ベンチャー等に関わるもの、日系大手企業の変化、事業再生の実際…より具体的な内容を聞かれました。
MBA留学生の方々にとって、このような質問に的確に答えられる場所が、意外に少ないことも実感しました。各地で開催されるキャリアフォーラム(採用企業が参加するイベント)は多々ありますが、MBAに特化しているわけでもなく、参加していない企業の情報や市場動向の全体像が見えるわけではないからです。
また、トップスクールに在籍する方でも中堅校の方でも、日々変化する市場動向にとても敏感であることも感じました。以前の学生よりも、インターネットも含めて情報チャネルが広がっているからかもしれません。と同時に、それでもなお、例えばPE(プライベートエクイティ)のような一部の業界情報など、トップスクールにしか存在しない(公表されない)ものがあることを、中堅校の方々も気づいておられました。キャリアに関して、あるいは求人に関しての情報格差を感じている人が多数おられました。
各学校におけるキャリアマネジメントセンターの責任者の方々とお会いできたことも、今回の大きな収穫です。相互の情報交換と共に、前述したようなキャリアフォーラム・他のサーチファームと異なり、アクシアムがいかにMBAの皆さん向けに良質のサービス・情報を提供しているか、強く認識してもらうことができました。今後の継続的な来校と、セミナー・個別相談の開催要請をいただき、非常に嬉しく思っています。