現在、日本の大手企業からの派遣学生が減少しており、各大学の関心もインド・中国などへ向かいがちです。そんな状況の中、日本人MBA学生たちの現地での努力には心を打たれました。ひとり一人の学生が、アメリカ・欧州・アジアからの留学生たちに日本への関心を持ってもらえるよう、様々なサポート活動を行っていました。“リーダーシップ”といういうものは、このような行動から体得されるものだと深く感じた次第です。
その結果、私に今回ご相談くださった方の国籍も、カナダ・スペイン・東欧・韓国・中国など、ぐっと多国籍化しました。日本では、外資系企業で働く際に基本は英語であるものの、日本語能力も問われることを率直に伝えつつ、日本への関心を失ってしまわれないようにアドバイスをさせていただきました。また、可能性のある方には何とかキャリアの機会を設けたい旨を約束し、微力ながら期待に応えられるよう尽力しました。
日本人MBA学生の努力に報いたい、そう私に思わせるこのような活動がMBAのリーダーシップであり、将来の経営者に相応しい資質の一旦といえるのではないでしょうか。彼らの活動は、金銭のため以上に何か努力をしたいと他者に思わせるものであり、日本の未来のリーダーは確実に育っているとも思いました。些細なことと笑う人もいるかもしれませんが、極めて大事な発見をしたと振り返っています。 |
Photo:Wharton |
日本人の在校生数は、Stanfordで11名、今回訪問は実現しませんでしたがThunderbirdなどでは数名まで減少しています。一方で、Chicagoでは新校舎も建ち、日本人学生を大学として大歓迎していることもあり25名になりました。また、Harvardでは24名、MITでは22名、Whartonでは33名と、比較的多くの日本人が留学している学校もまだあります。
今後、アクシアムとしても日本へのプリゼンスを高め、日本人合格者を増加させるために、著名ビジネススクールのキャリアマネジメントセンターなどを積極的に訪問するつもりです。(アドミッションオフィスにも訪問することができれば、より直接的な効果があるかもしれません。)日本市場は今まで以上に未来の経営者を欲しており、その候補者が一人でも多く生まれることを願っています。