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アクシアムのキャリアコンサルタントが、アメリカやヨーロッパを訪問し、各ビジネススクールでのセミナーや個別相談会を開催します。

海外セミナー
Published:2018-11-08

CAREER DESIGN SEMINAR in USA Autumn 2018

今年も10月後半の約2週間をかけ、ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、シカゴにてビジネススクール各校を訪問し、MBA留学中の皆さんを対象としたキャリアデザインセミナー、個別相談を行ってきました。

ツアー最終日の10月24日、ニューヨーク訪問中にはNASDAQ、S&P、Dowがともに数%の下落となり、日当りの下落としては2011年来という出来事が起こりました。NASDAQでは4.4%のダウンで、特にアップルやアルファベットなど、大手テック系の株価下落が影響したようです。全体としてみても、株価を上げる材料が見当たらなくなったという声が聞こえてきます。

皆さんには2-3年前から、「経済破綻が起こる可能性も考え、常にcontingency planを考えておきましょう」とお伝えしてきました。幸いここ数年の卒業生諸氏は、毎年何事もなく卒業後のキャリアをスタートできています。さて、2019年はどうなるでしょうか。今回のような株価の下落は心配ですが、反転してくれることを祈るばかリです。現地のセミナーでも、何か起これば駆け込んできてください、とお伝えしておきました。

くしくも最終日にこのようなニュースが飛び込んできた今回のUSツアーですが、現地では50名以上のMBA留学生にお会いでき、その方々の就職観、キャリアについての考え方等に触れることができました。以下にその所感を記しておきたいと思います。

[ 1 ] 自分を見つめ直し、Aspirationを認識することの重要性

数年前から売り手市場に甘んじることがないようにご助言してきたこともあってか、浮わついた願望や憧れだけを抱いている人はいない印象でした。彼らの多くが「ゆとり世代」などと言われる年代の方々でしたが、少しもそうではなく、現実を直視しながらもチャンスに向かっていく、素晴らしい姿勢の持ち主たちでした。

彼らは、求人は数多あるものの、その中から“自分が求めるものをしっかり見据えたい”という気持ちが強い世代です。他の人がうらやむような機会であっても、流されずに「自分にとっては違う」という考え方を持てる人が増えています。これは本当に素晴らしいことです。

特に2年生の中には、目覚ましい成長をされた方も数多くいらっしゃいました。昨年、留学してまもない頃にお会いした際には「自分のAspirationが見つけられない」とおっしゃっていた人が、まるで別人のようになっていたのは嬉しい驚きでした。インターンでの経験、様々な人との議論の中でご自身のAspirationに気づき、それに基づいてキャリアの機会を紹介してほしいと強く要望していただきました。

このような方は、求人の中身を冷静に吟味する余裕があり、マーケットの状況に翻弄されることはないと思います。またその人からは、「私自身が気づけていないことがあるかもしれない。渡邊さんが薦めたいと思ってくださるチャンスがあれば、ぜひご紹介ください」とも依頼していただきました。もう、言うことはありません。オープンマインドこそ、成功への鍵です。入り口は広げておきつつ、しっかりと自分が『選ぶ力』を持っておくことこそが、現在のような不確実な時代には大切なのです。そして迷い悩んだときの選択・決断を支えるのが、Aspirationであると改めて感じました。

[ 2 ] オファー状況

2年生については、サマーインターンシップ先から既に口頭でオファーをもらっている方が多く、約1/3の方が10月末から11月あたりに、書面での正式オファーを提示されることになっていました。回答期限は1月から2月と企業によって異なりますが、昨年までよく見られた「年内に回答せよ」と強気で迫ってくる企業はなくなっているようです。

複数の企業からオファーをもらい、すでに進路を決めている人もいらっしゃいました。逆に、他の人がオファーを手にしてもまったく焦らず、自分に合ったものをじっくり探し選ぶという方も見受けられました。昨年と同様に、今年も早期に進路を決める人がいる一方で、卒業後まで活動を続ける人が出てくると思います。ですから採用企業側も、海外MBAの採用については、「トロール網漁法」のような従来の一律の採用プログラムは見直さなければならないでしょう。

1年生の状況ですが、例年通り、インターン探しは就職マーケットとは異なり「買い手市場」です。とはいえ上位校の人たちにはシャワーのように様々な機会が降り注いでいます。その学校だけに来るインターンの機会も数多くありました。

[ 3 ] 海外志向

基本的には、日本でも海外でも自分に合ったキャリア機会を選びたいとおっしゃる方が多いのですが、その根っこのところには、やはり強い海外志向があります。だからこそ、内向き世代といわれる中で日本を飛び出し、海外のビジネススクールにわざわざ留学しているわけです。この傾向は、とても良いことだと個人的に思います。

「PEで働きたいが、PEの仕事はローカルに根差している。グローバルなキャリアを目指すためにはどう考えればいいのか?」「海外勤務でなくてもかまわないが、日本に戻っても日本市場ではなく海外市場を担当したい。そのようなキャリアは望めるか?」「経営を目指すことと、グローバルなキャリアをどう両立させるべきか?」「日本人のプレミアが使えなくなった中で、世界で戦えるMBAになるためには、どんなコンピテンスがいるのか?」など、海外志向を根幹に持ちつつも、単なる願望でない真剣かつ現実的な質問が多く、なかなかタフなツアーでした。

現地でもできるだけ率直にお答えしましたが、今から皆さんに具体的な案件のご案内を開始します。頼もしい皆さんとお会いできたことを嬉しく思います。来年の就職戦線が、今からとても楽しみです。

渡邊 光章
株式会社アクシアム
 代表取締役社長・キャリアコンサルタント
渡邊 光章

留学カウンセラーを経て、エグゼクティブサーチのコンサルタントとなる。1993年に株式会社アクシアムを創業。MBAホルダーなどハイエンドの人材に関するキャリアコンサルティングを得意とする。社会的使命感と倫理観を備えた人材育成を支援する活動に力を入れ、大学生のインターンシップ、キャリア開発をテーマにした講演活動など多数。
大阪府立大学農学部生物コース卒、コーネル大学 Human Resource修了
1997年~1999年、民営人材紹介事業協議会理事
1998年~2002年、在日米国商工会議所(ACCJ)人的資源マネージメント委員会副委員長
著書『転職しかできない人展職までできる人』(日経人材情報)

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