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キャリアデザイン講座
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過去10年以上にわたり開催しているMBA向けセミナーのエッセンスをご紹介。留学中でセミナーに参加いただけない方にも、キャリアデザインの基礎知識をお伝えします。
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【2】対象別アドバイス
全体的な助言
海外MBAを採用対象としている企業は、以下の4つを期待しています。
 1)知識、スキル
 2)コミュニケーションスキル(英語によるビジネス遂行力)
 3)価値観、キャリアの考え方、共通概念
 4)ネットワーク
この中で、もっとも重要な採否を決定する要件は、3)のキャリアの考え方、価値観、共通概念です。なぜMBA留学し、なぜその会社に応募し、なぜその仕事がしたいのか。また、将来何をしたいのか。こうした質問に、説得力をもった回答を出来る人が採用されます。
その際、願望や希望の大きさをいくら熱心に説明しても、「報酬が高いから」「学べるから」「成長できるから」「社会に貢献したいから」などと言った自分の利益だけを述べるだけでは採用されません。もっと具体的に、「MBA留学を経て、自分は何をしたいと思いそのためどんな努力したのか。」「その結果、何ができるようになったか。」「何をするためにその会社のその仕事を希望するのか。」などについてしっかり語れることが望まれます。そのためには、深く考え、悩み抜いた上で自分なりの応えにたどり着いておくことが大事です。付け焼刃なインタビュー対策では、まったく刃が立ちません。薄学も見抜かれてしまいますので、しっかり学ぶことも大事です。また、冗談のような話ですが、海外MBAの方が英語でインタビューを受けて、英語力不足を理由に落ちるということが実際起こるので、英語でのビジネスコミュニケーションもしっかりできるようにしておいてください。
就職に苦労している方、苦労しそうな方への助言
以前に比べ、願望だけの留学生が減り、現実的なチャンスをつかもうとする人、大きな挑戦を目標にする人など留学の動機も多様化しています。その中で、i)市場の求人ニーズをつかんで有利にキャリア開発につなげている(=売り手市場の恩恵を受けることができる)人と、ii)ニーズをつかまず勘違いの方向ばかり身勝手に見ている(=売り手市場の恩恵を受けられない)人の二極化が進んでしまいました。
売り手市場でも就職が難しいのは、
 1)職歴なし
 2)35歳以上で留学
 3)キャリアに関連しない分野で留学
といったタイプの人です。就職先を見つけるにはかなり努力を強いられると思いますので、他の人とは違うアプローチが不可欠であると覚えておいてください。
まず、求人の傾向をしっかりと把握しておきましょう。 現在、外資系、日系を問わず事業会社での財務会計・事業開発・マーケティング・セールス・オペレーションの求人が増加しています。マネジメントを目指せるポジションの求人も数多く出てくるようになりました。特に外資では、ポテンシャル採用が積極的に行われています。また、コンサルティングや金融など、スキルや知識を高いレベルで要求する業界でも求人が活発です。
ただし、ベンチャーや新規事業開発、企業再生にからむ求人では、ポテンシャルではなく実践的なスキルがより求められるようになっています。さらに、大手企業とは異なり、学歴やスキル以上に「新しいことに挑戦したい」という志向性や価値観が求められます。言葉だけで「挑戦したい」というのでは不足で、実際にどんな挑戦をし、どんな苦労や失敗をしたか、それをどうやって乗り越えたかなどの質問に具体的に答えることができるかどうかがポイントとなります。夢ばかり語る人材よりも、実践派が望まれているのです。 こうしたいわゆるチャレンジ精神は、留学した人すべてに当てはまることではないと思われます。意外なことですが、日本から海外へ留学する人の中には、「異文化交流や挑戦をしたい」と言いつつ、本心では「安定優先で、挑戦やリスクなどは程々にしておきたい」という考えの人が多いのです。
安定を目指す人は、このような分野にはキャリアを方向付けないほうがよいといえますので、しっかり考えてみてください。採用側も、その点への理解が進んできていますので、軽い気持ちで応募してもあっさり見抜かれてしまいます。
留学経験だけで新たなキャリアが拓ける時代は遠い昔です。しっかりとした自分の展望、価値観を持ち、自身の経験と強みを理解し、そして就職をゴールでなくキャリア開発の一環とらえて活動を進めていきましょう。MBAや大学院留学後のキャリアを設計し、未来の展望、すなわちキャリアゴールの実現に向けて、人生の投資先を探すつもりで活動することが成功する秘訣です。
1年生の方への助言
インターンを探し、できるだけ異業種の経験を積んだり、希望領域の仕事を経験したりしましょう。実践的なインターンシップを通じて、自分にその仕事の適性があるのか自己分析してみるとよいでしょう。インターンの8週間では様々なことが見えてきます。例えば「投資銀行がここまで功利的だとは思わなかった。」とか、「戦略コンサルが、ここまで家庭を犠牲にしないといけないほどワークロードが高いとは思わなかった。」とか、「製造業のスピードの遅さと刺激の無さには耐えられない。何年も同じ製品を売ることを考えるのは耐えられない。」などなど。業界、会社、職種によって様々な特徴があります。善し悪しということではなく、それが自分に合致しているかどうかが重要です。また、自分にとって魅力的な部分にだけ目をやってはいけません。書物や、人から聞く、経験者から聞くというような会社の外から見るだけではなく、インターンを通じて会社の中を自分の目でしっかりと見て、そして自分の心の中(価値観)と合わせて精査する必要があります。
そのためのインターン探しには、学校に来る企業、先輩訪問、教授アタック、あるいは自分で直接応募するなど、さまざまな方法を試みてください。日本は海外に比べれば断然機会が少ないのですが、インターンは将来のために必須と考えて、がんばって獲得してみてください。
2年生の方への助言
インターンシップを終えた先の会社から、内密にオファーをもらった人もいるでしょうし、もらわなかった人もいるでしょう。しかし、本番はここからです。インターンシップなどからMBAを定期採用しているプロフェショナルファームや企業は、例年、10月~12月に採用活動の佳境を迎えます。能動的にできるだけ対象を広げ、候補者や競合他社との駆け引きをしつつ、選りすぐりのベストな候補者を採用しようとします。
買手市場であった2010年卒生は、2009年10月~12月に厳選したMBAにオファーを出して、回答猶予期限については強気で12月末までに回答させました。中にはインターンの直後に口頭ファーした対象には10月に回答すれば優先的にレター発行すると迫ってくるケースもありました。結果的に、第一希望の業界であれば、他を見ることなく年内から年始にかけて決めてしまう人が多かったため、例年になく就職活動を早めに終了した方が多く見受けられました。上位校では3分の1程度の方が、年末年始で決めていたように思われます。
しかしながら、2011年卒生では企業側はそこまで早期に回答を迫ることは難しくなると予測しています。MBA定期採用企業のみならず、通常の求人ポジションなどのチャンスも増え、MBAのニーズが増えている分、昨年や一昨年とは異なり売り手市場に転じそうです。採用側と候補者の駆け引きはよりイーブンになり、採用側の一方的な要求は通らなくなるでしょう。
これは、皆さんにとっては、意外な機会や新しいテーマを得ることができるチャンスとなります。採用枠や他の有力候補者の状況なども加味しないといけませんが、焦って決めずに、10月~12月の就職活動については、ぜひアクシアムの担当コンサルタントに相談してみてください。
アクシアムでは、弊社経由の紹介先企業ではなくても、オファーを受けるべきかどうかやベストなキャリアとなるかどうかなど、無償で相談しています。スカイプによる相談、一時帰国中の相談も歓迎です。
定期採用している企業については、直接応募をお勧めすることもございますが、アクシアムにMBA新卒の紹介依頼している企業などのご紹介は可能ですし、他にもMBAを対象としている通常の求人案件もご紹介することが可能です。一度、ご希望や展望、キャリアデザインをしっかり相談いただければ、それに合致した案件を随時ご案内することができるようになります。担当コンサルタントまでご遠慮なくご質問・ご相談ください。
企業派遣生の方への助言
企業派遣の方は、私費留学の方と比べキャリアについて考え、悩む時間が少ない分、後々の転職で後悔することとなってしまうケースが多く見受けられます。
私費留学の方は、渡航前からキャリアについて考え、就職活動を開始し、インターンや採用インタビューを通じて、自分で悩むだけではなく人の話を聞きながら考えていきます。
結果的に視野が広がり、良い転職・就職ができる確率が高くなります。
一方、企業派遣は会社に内緒にしながら活動し、希望していた業界の中や誘われた企業で即決してしまいがちです。優秀な方ほど、絞った希望業種でオファーを得てしまうが故、広く視野を持つことができないまま決めてしまうケースが多いようです。そのためか、MBA卒業後に新しい仕事についてからほどなく、「広い視点で考えると間違っていた」と気付くということが生じてしまいます。
企業派遣の方、官庁派遣の方も、留学中からキャリアについて長期の視点でしっかり考えておくことをお勧めします。

まだコンサルタントと個別相談していない方は、ご相談内容を明記の上[mail@axiom.co.jp]までメールでご連絡いただくか、下記キャリアコンサルティング申請ページよりお申し込みください。
お一人おひとりに担当コンサルタントがつき、短期/長期のキャリアプランについて、ご相談・ご提言を行います。ご希望の方には、展望にあった求人案件を適時ご案内(ポジション紹介)いたします。
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