イベントジョブフェア

海外大学院合格者 ジョブフェア2009 開催Report2009.07.02

過去16年間、MBAをはじめとする海外大学院卒業生のキャリア支援を行ってきたアクシアムでは、5月30日(土)、六本木・泉ガーデンギャラリーにて、本年度、私費でご留学される方々を対象とした「海外大学院合格者 ジョブフェア 2009」を開催いたしました。
5回目となる今回は、留学を目前に控えたMBA、MA、MS、LLMの合格者の皆様と、厳しい経済環境の中、MBAをはじめとした海外留学生の採用をお考えの、外資系・日系著名企業7社が参加し、盛況なイベントとなりました。

グーグル株式会社日本GE株式会社ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社日本イーライリリー株式会社モニターグループ楽天株式会株式会社ローランド・ベルガー
  • グーグル株式会社
  • 日本GE株式会社
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
  • 日本イーライリリー株式会社
  • モニターグループ
  • 楽天株式会社
  • 株式会社ローランド・ベルガー

開催のご挨拶

株式会社アクシアム
代表取締役社長・キャリアコンサルタント/渡邊 光章

皆さん、ご留学おめでとうございます。
ご存知のとおり、経済環境は過去に比較できないほど厳しい状況にあります。 MBA留学生にとっても、’98年、2002年なども確かに厳しい年でしたが、今年はその比ではありません。 弊社セミナーや個別相談でもお話させていただいておりますが、おそらく2010年まではMBAの方を対象とした求人もそれほど増えず、厳しい状況が続くと思われます。ただ、2011年にはだいぶ改善するかもしれません。
皆様におかれましては、こうした厳しい時代だからこそ、ご卒業時の就職のみならずさらにその先を見据えて広く人生をお考えいただき、留学を意義のあるものにしていただければと願います。
今年は、昨年のジョブフェアにくらべ参加企業は半減してしまいましたが、逆に長期の視点でしっかりMBA採用を考えておられる企業様にご参加いただくことができました。ぜひこの貴重な機会を生かし、各社の採用方針や戦略などを皆さん自身が直接、しっかりと聞いていただき、今からの留学へと役立ててください。
私からは皆さんに、この不況下でもよいキャリアを作るための3つのアドバイスをさせていただきたいと思います。

<良いキャリアを作るための P.O.P.>

1)Proactive /自発的に動くこと
行動しないかぎり、いかなる機会も生じ得ません。考え込んでいても始まりませんので、まず行動しましょう。 受身で得た情報とは違う、有益な情報が得られるはずです。

2)Open Minded /固定概念にとらわれない
新たな価値の創造は、固定概念や常識の向こうにあります。 固定概念、常識にとらわれることなく人の話に耳を傾け、自分の価値観と異なった価値観の人々とも積極的に議論しましょう。きっと新たな視点が生まれ、そこに価値が生まれるものと思います。

3)People /人との出会いを大切に
書物やインターネットにある情報だけでなく、積極的に人に会い、生の情報や独自の情報を得るようにしましょう。 人との出会いこそがキャリア構築の源泉です。出会いを大切に。

過去のMBA成功者の多くは、特別な活動をされたわけではありません。皆、現実を直視し、行動し、良い人と出会い、そこで新しいキャリアの機会に遭遇し、その機会をつかみ成功されています。 単純なことですが、人に会ってみる。人の生の声を聞く。そんな行為がきっと新しい出会い、価値観、キャリアの機会を生み出してくれます。
さて、本日は、MBAの先輩である玉塚元一氏にお越しいただきました。 氏のお話からもきっと皆さんご自身が学び、気づかれることがあると思います。
また、参加企業各社様からも貴重なお話を多くいただけるものと思います。
7時間の長丁場になりますが、弊社もスタッフ一同、本日が有意義な日となりますよう全力で臨みます。 皆様もぜひ積極的にお聞きいただき、本日を意義のある一日としてください。
以上をもちまして、開催のご挨拶とさせていただきます。

海外大学院合格者 ジョブフェア2009 開催リポート

はじめに・・・

大学を卒業して旭硝子というメーカーに入り13年、その後転職をして日本IBMへ。そしてファーストリテイリング。リヴァンプ創業とキャリアを展開してきましたが、各ステージにおいて、あるいはそれら節目、節目において、必ず”学び”があったように思います。本日は、各節目で私が何を考え、何をどのようにやってきたかをお話します。

旭硝子 工場勤務と海外勤務。そしてMBA留学。

私は慶応大学の法学部で、体育会系のラグビー部に所属していました。その頃は、もうラグビーに夢中でラグビーが勉強のような状態でした。就職にあたっては、1985年当時の日本経済繁栄の原動力は製造業であり、私自身、日本の製造業に大変興味があったということと、海外への強い興味があったことから、ご縁のあった旭硝子に入社しました。より海外に行くチャンスが大きそうな(海外拠点が多く、事務系の人材が少なそうな)メーカーを希望したという程度の理由でしたが、自分のキャリアにとってとても良かったことだと思っています。

最初の2年間、千葉県の工場で日本のモノづくりの現場を学び、その後、入社4年目に、アジアの事業開発拠点の化学品の責任者としてシンガポールに赴任しました。東南アジアにあった化学工場や繊維工場に化学品の原材料や繊維づくりの洗浄剤を売ることが仕事でした。ジョイントベンチャー(JV)設立やM&Aも経験しましたが、そんなにかっこいいことができたわけではなく、一番よい学びとなったのは、優秀な上司複数名と四六時中一緒に生で仕事ができたことでした。また、20名程度の組織ではありましたが、事業・組織をリード、マネージするという経営に近い経験ができたことが、マネジメントや経営ということを意識し始めるきっかけとなりました。

そんな経験を通じ、「自分はビジネスとしての基礎能力が低く、徹底的に勉強しなくてはダメだ。」と感じていたある時、社内回覧板で見た海外留学の募集の案内で、初めてMBAの存在を知り、「なんだ、これは!」と胸が高鳴りました。「2年間で徹底的に経営学を勉強できる!」というMBAの回覧は、目からうろこ。 すぐに志願したところ会社のOKを得ることができ、平日夜と週末は図書館で猛勉強した結果、複数のビジネススクールに合格。ケースウェスタン(オハイオ)とサンダーバード(アリゾナ)の提携Dual Degreeプログラムにチャレンジすることにしました。 それまでアカデミックの面でコンプレックスがありましたが、2年間MBAで必死に学び、結果も出せたことで、そんなコンプレックスはスッと取れていきました。

ビジネススクールに行って良かったことを2つ挙げると:

  • 極めて基本的なことと思えることでも、単純に一生懸命やり、体得して、完全ではないにしても、体系的に理解できるようになったこと。
  • 自分自身の中でコンプレックスが消え、自分なりの小さい自信がついたこと。

そして、今、いろいろな商売を経験している中で思うことは、「商売をするというのは本当に難しく大変なことで、MBAで学んだことが直に企業再生や、設立まもない会社をインキュベーションしていくことに活かされているわけではない」ということ。MBAは基礎体力をつけるものであり、「実際に経営の現場で戦えるか」というのは別のものだと感じます。

ファーストリテイリングへの転職、そして株式会社リヴァンプ設立へ

MBA留学中に、実業家として活躍するアメリカの大学院教授たちに接し、「変わり行くグローバルビジネスという戦場で、旧来の日本の経営者では戦えない!」「日本には、本当の意味での会社のリーダー、真の経営者、企業家が必要だ。」と強烈に感じました。それが転職の動機となり、一度、自分を修羅場にぶち込まないといけないと考えるようになりました。 そして、MBA取得後に「ITが学べ、起業のチャンスにつながる」との思いを持ってIBMコンサルティング事業部へ転職。そして、そこで当時クライアント企業であったファーストリテイリング(以下FR)に出会いました。

シンガポール駐在時代に一緒に仕事をした澤田氏(現リヴァンプ代表パートナー)がFRに転職していたのですが、そうとは知らずにお会いした社長柳井氏と澤田氏に、机上の空論を唱え頭でっかちになっていることを叱られ、脳天をかち割られたような思いでした。「経営とは、自分でリスクを取って人を雇い、商品を仕入れて、お客さんに深々と頭を下げて買ってもらう。頭を下げても買ってもらえない現実に向き合って、みんなでそれをどうやって解決するか考え、会社が潰れそうになるのをなんとか潜り抜けて、銀行さんに頭を下げて、従業員を仲間にして、お客さんに愛されるということを、毎日毎日やり続けることだ。」と。 「柳井氏のような経営者の下で会社をつくってみたい。精一杯、商売をしてみたい。」と思い「店長からやります!」とFRに飛び込みました。

98年、当時FRは、年商600億円、300店舗ぐらい、急成長する一歩手前のベンチャーという状況で、戦略構築も販促チラシ作成、商品・デザイン企画の現場仕事も、ありとあらゆることをやりました。 フリースキャンペーンを実施し、ユニクロの編み出したモデルである「いかに販売の現場とモノづくりの現場を近づけるか!直結させるか。」を気が狂ったように追求しました。結果的に1000億あった売上が2000億に、2000億あった売上が4000億に成長していきました。小売業にとっては、他に例のない勢いでした。

しかし一方で社内の物流、システム、人材、店長の数、店の数など、ありとあらゆるものが成長に追いつかず、売上が4000億から3000億まで急降下してしまう危険な状態に陥ってしまいました。当時、イギリス展開計画を実行中でしたが、計画を全てストップし、日本に帰国しました。もう一度ちゃんとお客さんの声を聞いて、ちゃんと体制作りをしようと決意し、その熱い思いを伝えたら、「じゃあやれよ。」ということで社長になりました。 このように柳井氏のような素晴らしい経営者と仕事をし、よい機会を与えてもらい、学ぶにつれ、一方で「一度、自分で1からやってみないとダメだ。今度こそ、自分でやらなきゃダメだ。」と心から思うようになりました。

そして今から4年前、私がちょうどユニクロの社長を辞めた頃、株式会社キアコン(バイアウトファンド)創業者・代表の澤田氏と再会。意気投合してリヴァンプを創業。経営困難に陥っている企業のオペレーションの現場に、オーナーシップとともに突入していき、収益創造、企業価値向上を支援していくプロの経営集団であり、経営者だけでなく、従業員のみんなと一緒に汗をかくというモデルを作りました。 同社取締役 澤田 宏之氏(ブーズ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役)や取締役瓜生 健太郎氏(弁護士法人曾我・瓜生・糸賀法律事務所 代表弁護士)にも「ファンドとは違い、本当にフィールドを改革できるチームが必要だ」と応援していただきました。

創業から3年は大変でしたが、たくさんの失敗をしながら、それを乗り越えてきて、今の「本当にクライアントの従業員と一緒になって会社を元気にしていく」という、実に面白く、こんなに有難い仕事させてもらえるようになりました。

過去24年間の振り返り

キャリア、働く、成長するということを考えるとき、何が大事か

  1. 成長の重要性
  2. 目標・ビジョン ⇒ 根底にある動機
  3. 人間としての軸、哲学、基本的な考え方
  4. ミッション・大儀 > 計算、打算
  5. 目の前の壁に向き合う、やり切る
  6. 心、技、体 ⇒ 経営者人材の条件
  7. 成功のサイクル(意識→行動→習慣→人格→運命)
  8. 気付ける感受性 X 実行力
  9. 経営・商売の基本は”信頼”
  10. 自立型人間

最後に・・・

MBAの1年、2年の間、全くバックグラウンド、思想、価値観の異なる世界の人々と交流ができ、マクロな視点で、ビジネスについてハイレベルなディスカッションができることは最高の機会です。本質的に大事なのは、自分は成長し続ける人間か、責任と信頼を持てる人間か、戦略的に物事を考え、自発的に問題解決にあたることができる人間か、ということを追及し、更にそこに基礎体力としての知識・経験、技術、心を備え、ビジネスリーダーとなっていくことです。日本には経営者が少ないといわれています。日本にたくさんのビジネスリーダーが生まれてきてほしいと心から願っています。

参加者とのQ&Aセッション

Q.1:現在の日本の経営、経営者の課題、日本経済における課題についてどのようにお考えですか?それら課題を強みに変えるためにMBAは何ができますか?MBAのチャンスとは?

A.1:日本というのは、パーツ、パーツではすごく優れたものがあるように思います。特に、今日話題になっている環境分野など技術面は優れていますが、それらパーツ、点の技術を活かし展開、統合・集約させて、ビジネスが世界に拡大するよう具体的な戦略を立てていくという能力が、日本は弱いと思います。

大事なのは、現在の国家の状況や市場の状況を見ながら、それら技術やビジネスをどう戦略的に推進していくか。皆さん、MBAはミクロな日々の業務を飛び出して、マクロに考える絶好のチャンスです。総合的かつ俯瞰的に、日本の強いパーツをどう組み合わせたら、世界でどんなチャンスがあるのか、チャンスを掴み邁進するにはどういう戦略が必要か、どういうプロセスどう推進・改革していくのかなどを考えてほしいと思います。

Q.2: 20代、30代の頃からご自身のミッションや軸というものは変わっていないですか?それとも、節目、節目で変わってきましたか?また、ミッションや軸となるものは、自然とできてきたものですか?

A.2:20代のときは、ミッションは明確になっていませんでした。私の場合は、本当に恵まれていて、澤田氏や旭硝子の石津氏のような素晴らしい方々との出会いがあり、強烈な”見たり聞いたり”の連続でした。いろいろな方やお話から刺激を受け、その都度、脳天をかち割られた思いでした。「こうじゃなきゃダメだな。」「ああじゃなきゃダメだな。」と考えるうちに少しずつ自分のミッションや軸ができてきたと思います。ですから、今、ご自身のミッションや軸が明確でなくても心配することはないですよ。思っている、考えているということ自体が健全です。

Q.3:「気づける感受性×実行力」という言葉が印象に残りました。アンテナを張り、感受して、その後実行に移したという事例にはどのようなものがありますか。

A.3:「あ~、あの人の言っていたことは大事だな。」といった具合に小さなことの連続だったと思います。例えば、ある人の「この間、御社の売り場に行ったけれど、○○でしたよ。」といった何気ないコメントが実は重要だったりします。コメントから「もしかしたらその店では、組織的に○○な問題があるのかもしれない」などと考えます。表面的な言葉の裏にあるものを逃さず、問題があると感じたらすぐに具現化して、具体的解決策を考え、実行していくことです。
また、最後は結果論であって、そのときは、それが大切か大切でないかはわかりません。2年、3年経って振り返ったときに、「あのとき、あの人がこういってくれたから良かった。」と思うものです。

Q.4: リヴァンプについてのお話で、「BS(Balance Sheet)ではなく、PL(Profit & Loss Statement)を改革できる人が必要だ。」とおっしゃっていましたが、経営を再生する人としてみた場合、どういうところに違いがあるのでしょうか?

A.4:過剰債務に陥っていたり、輸入資産が過剰に計上されていたりと財政苦難に悩まされている企業は、債務の圧縮・整理、資産の売却、資本強化、回復策を取っていきます。これら金融的なアプローチ=BSの処理は非常に大事で、これ無くして再生はできません。再生のスタート地点で強烈な債務が圧し掛かっている状態では、いくらPL改革をやっても、借金が返しきれず、経済が現在のように悪化した場合は、あっという間に会社は倒れてしまいます。そういう意味で、BSは非常に大事ですが、世間一般でいわれる再生の仕事では、PLが大事です。
BSだけ綺麗になったとしても、会社が生きていくには、商売で収益を上げていかなくてはなりませんので、売上を上げ、コストをしっかりとコントロールしていくことが必要です。それらを健全に行うには、いかに魅力的な商品を生み出すか、日々のPDCAを回すか、事業計画をどう書くか、オペレーション効率をどうやって上げるか、いかに優秀で魅力的なリーダーが集まる組織にするか、企業カルチャーをどのように変えるか、ビジョンをどう設定するか等など、様々なことを考え実行していかなければいけません。これは、まさに経営であり、商売、事業です。

本当に事業ができる人間は、どこにチャンスがあるのか、どの商品をどのように膨らませていくのか、どこで選択と集中をするのか、社員の士気・モチベーションを上げて集中させていくか、お客様の感動を得て収益を上げるのかを考えることができ、それらを毎日毎日、愚直にきっちりやっていきます。それが事業の人間、事業家です。本当に事業をつくれる、回せる、付加価値をつけられる。大事なのはこれだと思います。

ジョブフェアに参加して~参加者の声~

  • MBAへの期待が大きいことを実感しました。
  • とてもためになりました。反面、やはり自分自身でよくリサーチをして自分の価値観に合った企業を選ぶ必要があることを実感しました。
  • 企業側の担当者と直接お話し出来る機会があったのが良かったです。今後の進路・キャリアデザイン構築において参考となりました。
  • 今後について真剣に考え直すことができて良かったです。
  • 参加企業が去年と比べて半減していたのは驚きましたが、逆に不景気の時にも将来を担う人材の発掘に力を入れている企業だと思うので、熱意を感じられて良かったです。
  • 参加企業が少なかったのは残念だが、その分、各ブースに入っての説明を受けやすかった点は非常に良かったです。
  • 玉塚氏のお話を聞けて、やる気がわいてきました。
  • 金融系がゼロだったのが残念でした。
  • 参加企業が少ないのが気になりました。景気状況の悪さを感じました。
  • 景気動向の影響もあり、参加企業が限られていたのは残念でした。むしろ今回参加されていた各企業は、MBAホルダーが飽和状態な感もしたので、ここに参加できてない企業にこそMBAの力が必要なんじゃないかなと感じました。どの企業も大規模すぎて、自分には釣り合っていない感じで恐縮してしまいました。

参加者の皆様から、来年参加される後輩へのメッセージ

  • この機会に参加するべきです。キャリアの視点、MBA2年間の活動予定内容の視点に深みと広さの違いが出ると思います。
  • 参考になりましたよ。
  • 二年制の人は就職への意識が低いので早めにこういった会に参加しておくといいと思う。
  • 就職活動のスタートにおすすめ!
  • 知らない企業と出会えるチャンスなので参加すべきと思います。
  • 改めて、自分のやりたいこと、向いていることを見つめなおす良いきっかけになると思います。

以前のジョブフェア参加者からのメッセージ

  • MBAの価値が問われている中、”確かに企業からのニーズはある”と思えるいい機会だと思いました。是非、参加してみて、友人等をつくるいい機会にしてはどうかと思います。
  • これから出発する前に、改めてエネルギーを注入する良い機会になると思います。
  • これから留学をされる皆さん、厳しいご時勢ですが、自分の未来のために頑張りましょう。
  • 私はこれまで金融業界にいて、他の業界についてあまり知らなかったので、幅広い業界を知る良い機会となりました。
  • 事前のリサーチは大切です。背伸びをしないで、意見交換することをお勧めします。 渡航前に、就活モードになるためにとても役立つイベントですので、是非、ご参加下さい。
  • 渡米前にキャリアを考える良い機会なので、積極的に参加すべきだと思います。

2008年以前のジョブフェア参加者からのメッセージ

  • 想定外の企業と出会い、インターンシップを受けることができました。その後フルタイムのインタビューを受け、結果としてその会社に入社することに決めました。留学は単なる夢ではなく、ビジネスの現実をしっかり理解し、自分の中の「価値観」を磨くことであると渡航前のタイミングで気付けたことが、ジョブフェアに参加した何よりの収穫だったと思います。
  • 外資系企業の求める人材、コンサルタント会社が求める人材がどのようなものなのか、しっかり留学前に知ることができて気合いが入りました。その「目線の高さ」を理解することができ、留学期間中の励みになったと思います。モチベーションを高く持ち続けられたこともあり、卒業後には志望していた外資系戦略コンサルティングファームでオファーを頂くことができました。ですが、入社がゴールではないので、常に「目線の高さ」を維持・向上できるようにしたいと思っています。
  • 多くの採用ご担当者は、金融であれ事業会社であれ、売り手市場となっても、やはり能力やスキルだけでは計れない、より優秀な人材を求めていることが良く分かりました。売り手市場と高をくくっていた自分の認識の甘さに気付かされました。就職活動・インタビューが本格的に始まる2年生の秋までに、真剣に自分の希望を理解しておくこと、そして自分なりのキャリアの考え・プランを持つ必要があることを知りました。MBAならどんな業界でも可能性があるという曖昧な話ではなく「この会社ならこんな人を求めている」という企業の本音を知ることが現実を知る第一歩だと思います。
  • もっと多数の企業の本音を知りたかったです。しかし、日本ではまだまだMBAらしいキャリアパスを提供可能な企業が少ないことを理解できました。このようなイベントが盛んになり、MBAを理解している企業の参加をもっと呼び掛けてほしいと後輩の方たちのためにも希望します。海外に留学してしまうと、どうしても日本の市場の変化を細かく知ることは難しく、現地に行く前に企業の生の声を聞けたことで、留学中の活動パターンを立てられたのは良かったです。
  • 自分以外のMBA合格者(つまり競争相手)が、どのような業界を希望しているのかを知ることができました。他の人と同じキャリアパターンを選択することは、逆に非常にリスキーだと考えており、採用企業の情報はもちろんのこと、同期のMBAたちの動向を自分の目で見られたのは有意義でした。

渡航前のお忙しい中、貴重な時間を割いてご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。 アンケートにご協力頂きました皆様のお声を大切にし、今後の運営に反映させていただきます。 今回のジョブフェアの内容が、これからの皆様の展望を実現させるために、少しでもお役にたちますよう願ってやみません。 皆様お一人おひとりの留学生活が、充実したものとなりますよう、心よりお祈りしております。

株式会社アクシアム スタッフ一同

講演者/パネリスト 略歴

株式会社リヴァンプ 代表取締役・代表パートナー
玉塚 元一 氏 プロフィール
玉塚 元一 氏 プロフィール1985年株式会社旭硝子入社。1998年日本IBM株式会社を経て同年株式会社ファーストリテイリング入社。マーケティング、海外事業責任者等を経て、2002年代表取締役社長就任。ユニクロの急成長及び業績回復に貢献。2005年10月株式会社リヴァンプを設立。慶応義塾大学卒業。米国ケースウェスタンリザーブ大学 経営学修士課程及びサンダーバード大学 国際経営大学院 国際経営学修士課程修了。

お問い合わせ

本イベントについてのお問い合わせは、下記連絡先までお願いいたします。

株式会社アクシアム イベント事務局
Email:event@axiom.co.jp