MBAのためのキャリア支援MBA留学生数の推移

アクシアムでは、1999年より「日本からのMBA留学生の推移」を調査しております。この取り組みは、日本人MBA留学生を取り巻く環境を継続的かつ包括的に把握する活動の一環として実施しているものです。 この度、2022年度版の結果がまとまりましたのでご報告します。 【調査概要】調査対象:主要海外大学院・ビジネススクール 調査方法:アクシアムが有するMBA留学生ネットワークを通じ、各校の在校生を中心に、卒業生、学校関係者に調査を依頼 調査期間:2022年1月5日~2022年12月22日 ※調査継続中。随時更新予定

【今回の調査に関して】

本調査は、海外大学院・ビジネススクールに在籍中の方々を中心にご協力をいただき、毎年実施してきました。しかしながら以前と異なり、コロナ禍以降は正確な数字を調査することが年々難しくなっています。その理由には、以下のような要因が挙げられます。
  • コロナ禍の影響で入学時期を変更(学期単位や年次単位での延期)する方が発生し、入学予定者と実際の入学生数に違いが生じた
  • 社費留学予定だったが私費留学へ変更する、あるいは私費留学から社費留学へ変更するなど、急遽状況が変わる方が発生した
  • 交換留学制度を活用し、別の大学院に留学している方がみられ、在校確認が難しくなった
  • 途中退学していると推察される方の個別状況の確認が難しく、卒業生の総数把握が困難になった
  • Japan Association(各大学の日本人会)の所属学生の多様化がより進んだ ※日本国籍の方に限らず、日本に生まれ母国語が日本語という外国籍学生、日本語が堪能で日本のビジネスに関心の高い学生などもメンバーに含まれるように変化してきており、「日本人MBA」という対象のくくり方が難しくなった
  • オンラインクラスが多くなり、インパーソン(対面クラス)が減少。それに伴いJapan Associationの集まり等が減り、現役在校生であっても同級生の正確な数字の把握が難しくなった
今後の対策としては、一斉の調査回数を増やしたり、調査実施時期を各学校の入学時期等に合わせて調査したりするなどし、数値に変更が生じた場合には速やかに更新するよう努めるつもりです。
本調査は、政府・行政機関の様々な調査の参考データとして引用される、あるいは各大学の卒業生、MBA留学希望者の方々などにも参照いただいていることから、困難な状況はありますが、今後もできるだけ調査を継続したいと考えています。
引き続き、各大学院・ビジネススクールの在校生や日本人学生会、卒業生、同窓会、学校関係者の皆さまには、本調査にご協力いただけますようお願い申し上げます。
株式会社アクシアム 代表 渡邊光章
以下、今回の結果の抜粋と、現状までの調査から読み取れる傾向・推察です。
  • 学生数が判明した学校は、49校(2年制41校、1年制8校)。
  • 2年制の人数は238名(2023年卒)、232名(2024年卒)であった。 ※昨年度の結果:169名(2022年卒)
  • 1年制の人数は61名(2023年卒)であった。 ※昨年度の結果:32名(2022年卒)
本調査は各ビジネススクールの在校生や日本人学生会、卒業生、同窓会、学校関係者の皆様のご協力を得て実施しております。 ご協力をいただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
追加・修正情報をご存知の方は、下記までお寄せくださいませ。 株式会社アクシアム 
マーケティング担当宛 cr@axiom.co.jp