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MBAのためのキャリア支援MBAからのFAQ
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職歴のあるなしで、マーケットニーズはどうなっているのでしょうか?また、それぞれどのような就職活動が望ましいでしょうか?
まずは、就職活動をする方の視点から整理してみましょう。
修士号取得者(MBA)は、3つのカテゴリーに分けることができます。
- 職歴のない人
- 職歴が2~3年程度で、まだ職能開発が完了していない、いわゆる第二新卒と呼ばれる人
- 職歴が3年以上で、何らのか職能やキャリアがある人
1.の人については、通常の学士号取得者と同様、職歴のない人を定期採用している企業へアプローチすることになります。つまり、新卒採用者向けの研修を行っている企業です。
2.の人の場合も、基本的には採用後の研修を提供している企業へアプローチすることになります。
新卒、第二新卒を採用対象とする企業へのアプローチは、いわゆる四大卒時の就職活動と同じやり方です。企業説明会・先輩訪問・定期採用試験などのプロセスを経て入社へと至ります。その際、「MBAホルダー」として重視してくれる企業を選べればよいのですが、他の院卒と同様の扱いをされるケースも多くあります。新卒・第二新卒をMBAとして採用している企業は、日本国内ではまだ少ないと認識して就職活動をするのが現実的です。
市場では、職歴のある人を採用しようという企業の方がはるかに多いといえます。その際、学歴とキャリアの中身・経験を評価されて採用に至るわけですが、学歴・職歴だけで採否が決まるのではなく、採用側とのキャリアに対する価値観の合致が問われることも認識しておいてください。
つぎに、採用側の視点から見てみましょう。別のご質問でも触れましたが、市場において採用側はいくつかのパターンに分かれます。
- 定期採用をする企業グループ
- 特定の求人に限り、不定期に採用をする企業グループ
1.のようにMBAを定期採用しているのは、一部の外資系大手事業会社、コンサルティングファーム、投資銀行などに限られています。これらの企業は、新卒であっても既卒であってもMBAと、そうでない学士号取得者を明らかに分けて考えています。そこではMBAホルダーは将来のマネジメント候補であり、ビジネスアナリストとしての分析力や知識を最低条件として有していることが求められるのです。
ただし、定期採用グループであっても日本の大手企業の多くは、MBA採用と四大生採用の差を設けているわけではありません。つまり、それらの企業側にとってみると、MBAは優秀な人材確保の目安といった程度の認識といえます。
2.の企業の場合は、特定の求人に限った募集であり、募集開始2~3ヵ月以内には採用が決定してしまうなど、前述(Q1)した通りです。