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先日、『20代のキャリア開発10ヵ条』というテーマで若手ビジネスパーソン向けのキャリアデザインセミナーを開催いたしました。多くの方にご参加をいただきありがとうございました。

キャリア開発という切り口ではありますが、今回の10ヵ条の項目自体は決して特別なものではなく、ビジネスを行う上でも必要だと言われている要素だと思います。ただ、参加していただいた方から、いくつか「新しい視点で参考になりました」というお声をいただきましたので、ここに表題のみになりますが紹介させていただきます。

『20代のキャリア開発10ヵ条』

1. アンテナを張れ！（ジョブ・マーケットの動きをおさえる）
2. 展望を持て！（目標となるビジネスパーソンを探す）
3. 自分を客観的に見ろ！（キャリアの棚卸しをする）
4. 批判されろ！（評論家にならない）
5. 学べ！（コアとなる能力を身につける）
6. 行動しろ！（考え、そして行動にうつす）
7. 遊べ！（人生を楽しみ、人間力を高める）
8. 失敗しろ！（失敗していいから、やってみる）
9. 他者と自分を比較するな！（Self-Esteemを高める）
10. やり遂げろ！（小さなことでも成功体験を作る）

いくつかの項目で多少極端な言い回しをしているものの、これらは求人側（ベンチャー企業や外資系企業のトップあるいは人事責任者）が“人材に求めていることそのもの”でもあります。

（9.）のSelf-Esteem（セルフエスティーム）については、前々回のこのコラムでも触れましたが、“他者と自分を比較するな！”という一節は、ずばり某インターネットベンチャーの社長がおっしゃられた言葉です。

（7.）の『遊べ！』については、極端な表現をしてはいますが“人間力を高める”“魅力的な人間になる”という点でとても重要だと思われます。

採用の現場において「この人と一緒に働きたいと思うか？」という基準で最終的な判断がなされることはたいへん多いのです。「趣味の話で盛り上がったことが最後の一押しとなり、採用が決まった」というお話もしばしば耳にします。多くのキャリア成功者、ビジネスの世界で活躍されている方のお話を聞いていると、実に遊びが上手で人生を楽しんでおられる方が多いですよね。

さて、今年も残すところあとわずか。

新年に向けて、目標や計画などを立てられる方も多いことと思います。

「今年は××を身につける！」とか「●●を達成する」という堅苦しいものばかりでなく、ちょっと肩の力を抜いて「去年忙しくて見られなかった映画を今年は100本見る」とか「長期休暇を取って行きたかった国に旅行に行く」なんていう目標を据えてみてはいかがですか？

仕事に集中ができ、見聞も広がるなど、ご自身のキャリアにプラスとなるかもしれません。