転職経験なしの20代後半、リモートワークや副業OKの会社に興味がある ｜ 外資系・MBAの転職・求人ならアクシアム

新卒から5年、総合商社で事業投資関連の業務を行ってきました。20代も後半になったことや、大学時代の同期が転職したという話を聞く機会が増えたため、自分も漠然とですが転職を考え始めました。現職ではコロナ禍が続く中でも出社している人が多く、今後のことを考えると、リモートワークや副業を認めている企業に転職したいと思っています。私には、どのようなキャリアの選択肢があるでしょうか？

Answer

20代後半とのこと。選択肢はいくらでもあると思いますので、まずは是非ご相談にいらしてください。もちろんご相談はリモートで可能です。

コロナ禍の状況下でリモートワークや副業を認める企業が増えたことが関係しているのか、じつは最近このようなご相談が非常に増えました。人材採用における選考プロセスをすべてオンラインで行い、そのままオファーまで出す企業も多くなっています。

安心安全のため、あるいは多様な働き方を叶えるため、リモートワークや副業を認める企業に惹かれるお気持ちは十分わかります。ただ、本当にそれだけで将来にわたるキャリアを選んでしまって大丈夫でしょうか？

あなたはご自身の年齢や周囲の動きから転職を考え始めたとのことですが、もっと深掘りをして、まずは「なぜ転職をしたいのか？」を考えてみてください。その上で、やはり転職をしようと思うのであれば、将来のキャリアビジョンについて考える必要があります。そして転職活動を始めるにあたっては、仕事内容や環境、事業の将来性など、自分にとって譲れないポイントは何であるのか、その中にリモートワークや副業が本当に必須になるのか、そのほかに優先しなければいけないことはないのか、としっかりと考えていただければと思います。

私自身、現在ほぼフルリモートで働いており、リモートワークの良さ・メリットを十分に感じています。ただ同時に、チームのコミュニケーションが以前より取りづらくなったなど、弊害もどうしても感じてしまっています。

ましてや未経験で行う業務や、転職した先だったとして、いきなり「はい、この業務をよろしく」といわれる可能性があるとすれば…仕事の立ち上がりに不安を感じることも確かです。一般的に中途入社の場合はOJT（On-the-Job Training）がメインになりますが、「見て盗む」「隣で話していることを聞く」など多面的に情報を得ることにより、早期にキャッチアップができる側面があります。フルリモートの環境では、それらができなくなるという可能性もあります。

チームのコミュニケーションを積極的に行うためだったり、活気やカルチャーを醸成するためであったり、新入社員の方からの不安の声に応えるためであったり、出社を推奨する（週5日のうち数日、という形も含めて）など、様々な方策をとる企業が出てきていますので、ご自身の望むキャリアや環境に合わせて、選択するという視点も必要といえます。

恐らく現職は事業投資関連というお仕事柄、機密情報を扱うことが多くなるため、出社がベースにならざるを得ないのではないかと推察します。もちろん現在の状況下では、感染拡大を招くような事態は避けなければいけないですので、キャリアを伸ばしていくこととリモートワークをどのように考えるのか、あるいは「リモートワークが可能」といっても企業によって実施状況やサポート体制など様々ですので、個別の企業情報に通じたキャリアコンサルタントとご相談いただければと思います。

副業に関してですが、こちらも一概にどの業界が、と申し上げられないところですので、是非お問い合わせください。

ご家庭の事情などからリモートワークが必須であったり、すでに立ち上げた会社があるので副業を認めていない会社には転職できなかったりといったことであれば別ですが、大前提としては、まず将来のキャリアのグランドデザインをしっかりと考え、どのような経験や成果を出していくことが重要かを検討することが先決であり、大事なことだと考えます。そのうえで、働く環境や条件などを検討すべきではないでしょうか。

冒頭に申し上げました通り、選択肢はいくらでもあります。まずはご相談にいらしていただけることをお待ちしております。