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転職コラム”展”職相談室
キャリアや転職に関わる様々な疑問・お悩みなどに、アクシアムのキャリアコンサルタントがお答えします。
“展”職相談室 第253回2026.02.05
営業のみのキャリアから、経営企画を目指すには?
新卒で入社した企業の営業として、そろそろ2年が経過しようとしています。長期のキャリアプランとして「経営者」を目指すにあたって、現場だけではなく、より会社全体を俯瞰した仕事をしたいと考え、「経営企画部門」での業務に興味を持っています。現職での異動を考えるのはもちろんですが、転職も考えたいと思っています。未経験で経営企画職を目指すのは難しいでしょうか?
Answer
新卒2年目が終わろうとしているということで、24~25歳あたりの方かと推察します。まず、このタイミングでキャリアの相談をしていただけるのは素晴らしいですし、嬉しいですね。ありがとうございます。
結論から申し上げると、ご年齢からは未経験でも可能性はあると思いますが、簡単ではありません。やはり、営業としてのご経験と、経営企画で求められる経験が大きく違うためです。“未経験可”の求人でも、より適した経験を持つ候補者が他にいれば採用の可能性は低くなります。
そこで、経営企画職へのキャリアの可能性を、より高めるためのアドバイスをお伝えしたいと思います。
(1)コンサルタント職への転職
営業と経営企画では、求められる経験が違うと申し上げました。であれば、求められる経験を積めばいいと思いませんか? すべての経営企画の求人に当てはまるわけではありませんが、コンサルタントとしての経験を求めている求人は多いです。また、お若いうちであれば、これまでコンサルタント未経験でもコンサルティングファームへ転職されている方は多いので、ご検討いただければと思います。
(2)スタートアップ創業者の右腕、創業メンバーになる
スタートアップベンチャーへの転職も、ひとつの手です。株主がしっかりしており、経営者が経営力を知見として持っている、技術やサービスがイノベーティブかつ魅力的で成長しうると確信が持てるような場合には、思い切って飛び込んでみると、会社の成長とともにご自身にも経営視点が身につくという大きなメリットがあります。リーダーシップとアントレプレナーシップ、そしてリスクテイクの経験値も得られます。ただ、スタートアップへの憧れだけで飛び込むと「こんなはずじゃなかった」「何でもやらなければならず、専門性が身につかない」といったリスクも起こりえます。また、企業財務や事業開発の知識・ノウハウ等はご自身で学習しないといけない(仕事だけでは体得できない)部分もあり、覚悟が必要です。
(3)公認会計士など会計系の資格を取得する
経営企画の仕事が数字を使うこと、管理会計など会計系の業務が多いことからのご提案です。ただ、資格を取得したとしても「まずは経理を経験してから経営企画へ」となる可能性もあり、経営企画に直行できるかというと(1)や(2)よりは劣後するかもしれません。
(4)MBA取得
海外MBA卒業生であれば、卒業時に外資系企業のリーダーシッププログラムやFP&Aポジションで採用される可能性が出てきます。日本国内のMBAプログラムでも英語力が高い方であれば、海外のビジネススクールである必要は必ずしもなくなりますし、学べる知識は同じともいえます。これは海外か国内かということではなく、どのビジネススクールに行くのかがポイントです。ただし、学費や生活費その他のコストはかかりますし、準備期間も考えると、できる限り早く進学・留学準備を始めていただきたいです。
そもそもの質問になりますが、希望が叶って経営企画の業務に就いたとして、そこからのキャリアをどのようにお考えですか? 経営者を目指すというのであれば、本当に経営企画職でいいのでしょうか? この点、しっかりご相談をしたいですね。それによっては、「経営企画ではないのでは?」「だとしたら何なのか?」というお話になると思います。
冒頭にもお伝えしましたが、このタイミングで長期のキャリアについて考え始められたのは素晴らしいです。ぜひ一度、考えを深めていただくためにもキャリア相談にお越しいただければ幸いです。
コンサルタント
インタビュアー/担当キャリアコンサルタント
伊藤 嘉浩
株式会社アクシアム
取締役/エグゼクティブ・コンサルタント

2008年、アクシアムに参画。エグゼクティブ・コンサルタントとして、経営者やプロフェッショナル人材、MBA、若手・次世代ビジネスリーダーまで、幅広い年齢層へのコンサルティング、キャリア開発、紹介実績あり。アクシアム参画前は、商社にてアパレルブランドの輸入販売や海外事業開発を手掛け、新規事業の立ち上げと事業の黒字化を達成。事業計画策定、商品企画、マーケティング、リテールマネジメント、組織開発、生産管理などの経験を持つ。海外事業開発をはじめとする“実業経験を持つキャリアコンサルタント”として、個人のグローバルなキャリア、イノベーティブなキャリアの実現を使命とする。
日本キャリア開発協会認定 キャリアディベロップメントアドバイザー(CDA)
