転職コラムキャリアに効く一冊

キャリア開発に役立つ書籍を不定期でご紹介しています。
読んだ後、人生を振り返ったり、インスパイアされたり、前に一歩進むことができるような、 そんな今の自分にあった一冊を見つけていただければ幸いです。

2021

2020

  • 出版社:星海社新書
  • 著者:瀧本哲史

本書は、2012年に東京大学・伊藤謝恩ホールで開催された、瀧本哲史氏の伝説の講義を収録したものです。本書の最後の言葉にあるように、きっと瀧本さんは講義が行われたちょうど8年後、2020年6月30日に、参加した約3…

  • 出版社:講談社選書メチエ
  • 著者:マルクス・ガブリエル (著) 清水一浩(訳)

私は本書を通じ、1980年生まれのこのドイツの気鋭哲学者、マルクス・ガブリエル氏の大ファンになってしまいました(後述するような理由で、嫌う方もいるかもしれませんが)。 本書は、一見、転職やキャリアに直…

2019

  • 出版社:日本実業出版社
  • 著者:秋満 吉彦 (著)

NHKのEテレで放送されている「100分de名著」という番組をご存知でしょうか。今回とりあげるのは、その番組のプロデューサーを務める秋満吉彦氏が、人生の転機や苦悩・挫折の中で出会ったもの、何度も繰り返し読ん…

  • 出版社:中公文庫
  • 著者:戸部良一、寺本義也 ほか (著)

ダイヤモンド社から1984年に発刊された『失敗の本質』は、1980年(昭和55年)からその研究が始まり、戸部氏をはじめ6人の研究者たちが多大な時間を調査研究に費やし生み出された書。1991年には中公文庫から文庫版が…

2018

  • 出版社:ミネルヴァ書房
  • 著者:米倉誠一郎 (著)

本書の著者・米倉誠一郎氏は、松下幸之助という人を決して「経営の神様」だったのではなく、体中に矛盾を抱え込んだ、きわめて人間臭い人物だったととらえています。その生い立ちはもとより、世界恐慌、第二次世界…

  • 出版社:英治出版
  • 著者:フレデリック・ラルー(著)、嘉村賢州(解説)、鈴木立哉(翻訳)

今月は今年1月の刊行以来、話題となっている組織論の本『ティール組織』を取り上げたいと思います。 著者であるフレデリック・ラルー氏はマッキンゼーで10年以上にわたり活躍した、組織変革に関する専門家。マッ…

  • 出版社:ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 著者:クレイトン・M・クリステンセン、タディ・ホール、カレン・ディロン、デイビッド・S・ダンカン(著)、依田光江(翻訳)

顧客が「商品Aを選択して購入する」ということは、「片づけるべき仕事(ジョブ)のためにAを雇用する(ハイア)する」ことである。 今月は、この印象的な一文が表紙の帯に記された『ジョブ理論』を取り上げ…

  • 出版社:岩波書店
  • 著者:吉野源三郎(著)

先月に続いて、倫理や道徳についてのお薦めの書をご紹介しようと思います。 「キャリアについて考える」というのは、「働き、生産者としてどう社会に役立つか?」を自らに問うことであり、つきつめれば「人生を…

  • 出版社:ベスト新書/KKベストセラーズ
  • 著者:鄭 雄一(著)

『国際化する社会へこれから旅立って行く息子たちに捧げる』 これが本書の冒頭の言葉です。世界の平和の秩序が危ぶまれ、他国との軋轢があらわになり、好戦的な保守化が進み、歴史の修正論者が力を増しつつある……

2017

  • 出版社:東洋経済新報社
  • 著者:リンダ・グラットン(著)、 アンドリュー・スコット(著)、池村千秋(翻訳)

世界には100歳を超える人(英語で「センテナリアン」と呼ぶそうです)がすでに6万1000人以上も存在し、人類はどんどん長寿化の道を辿っています。今月取り上げるのは、そんな現状のなかで「どのように生き、人生の…

  • 出版社:東洋経済新報社
  • 著者:米倉 誠一郎 (著)

今月ご紹介するのは、1850年頃から1950年あたりのまでの、江戸・明治・大正・昭和にまたがる日本の近代という歴史が、いかに創造的なイノベーターたちに彩られ、日本を経済大国に至らせたかを立証する書です。単な…

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